Rhodes mark 2

スタジオにある、自慢のローズピアノです。

みなさん既にご存知だとは思いますが、ローズピアノは
ジャズでは、チック・コリア、マイルス・デイヴィス、キース・ジャレット、ギル・エヴァンス、ソウル では、スティーヴィー・ワンダー、ダニー・ハサウェイ、レイ・チャールズ、フュージョン は、ジェフ・ベック、ロックなら、レッド・ツェッペリンなど、かなりの有名アーティストがこの音を愛し次々とヒット曲を作り出してきました。

原理は、h字型の非対称な金属製音叉の一方の枝をハンマーで叩き、近傍の電磁ピックアップで電気信号に変換する方式で、アウトはラインモノ一本で大変シンプルなのにもかかわらず、広がりがありとても美しいです。大好きな音の一つです。

2011/8/31

4種類のプリアンプを使い分ける

上から、Universal Audio 6176、Avalon Vt 7373 Sp、SSl Xlogic Alpha、Focusrite ISA 428です。すべてマイクプリアンプなんですが、それぞれ全然音が違います。
このプリアンプを使えば、同時に10トラック録音する事ができ、それぞれの特徴を生かし色づけしていけます。

Universal Audio 6176は、低域がが鮮明でふっくらとした感じで、キックや、ベース、フロアタムなどに良いです。しかも、1176同様のコンプが付いていて単体でも使える優れものです。

Avalon Vt 7373 Spは、ガッツリと音が、前に出てくる感じで、ハイがきれいに録れます。ヴォーカル録りに良くコンプとEQのかけ録りができ、便利です。スネアや、サブキックに使うのが好きです。

SSl Xlogic Alphaは、芯がしっかりして、重厚感のあるサウンドが手に入ります。インプットとアウトプットの他に、VHDというつまみが付いていて、テープサチュレーターを効かせる事ができます。2ミックスや、シンセ、ターンテーブルなどのステレオをこれに通すと低温が安定し、腰のある音にまとまります。ドラムは、どのパートでもその役割りを果たしてくれます。お勧めです!

最後にFocusrite ISA 428ですが、僕はこの4つのメーカーの中で一番好きです。Classic NEVEの特徴でもあるデュアル・ゲイン回路を採用し、ハイファイかつクリアな空気感で柔らかい感じがします。ハイハット、トップ、ボトムスネアなどに使うのが好きです。

それぞれ違う特徴があるプリアンプを選びました。なぜなら、音楽もジャンルによっては、固い音が似合ったり、柔らかい音が似合ったりそれぞれ違うからです。

2011/8/25

NEUMANN U87

NEUMANNの歴史は深く、第2次世界大戦の前にまでさかのぼり、最初に有名になった物は、戦時中に軍用として開発されたマイク、CMV-3で、ヒトラーも演説で使用し今も写真等で確認することが出来るそうです。今では、どのスタジオにも置いてあるぐらい大人気のNEUMANNです。
 このマイクは、初代のU-87に始まりU-87i,U-87Aiと進化をしていく中で一番最初の型のもの、U87aiよりもしなやかで、独特の奥行きがあります。

ドラム録音の時、トップに一本使うだけで、一気に迫力のあるサウンドになります。

2011/8/24

サウンド&レコーディングマガジン

サウンド&レコーディングマガジン9月号に掲載されました!
内容は、Pro-Tools 9を使って、6つのインターフェイスのインプット、アウトプットの音の違いです。

使われた機種はAvid Pro Tools MBox、Pro Toolds MBox Pro、Roland Quad-Capture、Roland Octa-Capture、Motu Audio Express、Motu UltraLite-MK3 hybridです。このような取材の機会がないと、こんなにいろんなインターフェイスをまじまじと違いを研究したのは初めてでしたが、こんなに音が違うのかとビックリしました。
さらに、サンプルレート48kHzと、96kHzのちがいも聴き比べる事ができ、すごく楽しかったです。どの機種がよかったか等、細かい分析は、是非サンレコ9月号をお読みください!

他の項目で、マスターからレコードプレスまでの流れや、レコードとCDの音の違い等も細かく載っているので、凄くためになると思います。

2011/8/17